2回目の投稿です。10月に入り2012年も残すところあと3カ月、朝晩寒くなってきており体調管理に気をつけている、神戸/相続のプロ 税理士 眞鍋 剛です。
税務調査ってどれくらい行われているのか、国税庁の統計資料より考えてみました。
国税庁HPの統計資料によると、平成22年度における税務調査の実施率は、法人税4.5%(125/2,762千件)、所得税2.9% (694,000/23,150,000件)、相続税27.4%(13,668/49,733人)となっており、相続税の税務調査の確率は、法人税の約6倍、所得税の約10倍にもなっています。
また、税務調査を受けた結果の修正申告等の割合は、法人税72%(90/125千件)、所得税65.8%(457,000/694,000件)、相続税82.5%(11,276/13,668人)と修正割合も相続税が一番高くなっており、実施調査を受けた方のうち、約5人中4人は相続税の修正を行っています。
平成22年度においては、海外資産(資料情報や相続人・被相続人の居住形態等から海外資産の相続が想定される事案)に係る実地調査件数は、平成22年度695件あり、前年比130.9%と増加し、相続税申告が行われていない、無申告に係る実地調査件数は、平成22年度1,050件あり、前年比167.7%と増加しています。
①相続税の調査実施率は、税法の中でズバ抜けて高い。
②相続税の修正申告割合は、税法の中で一番高く82.5%となっている。
③国税当局は、資料情報の更なる収集・活用など把握のための取組みを積極的に行っている。
みなさまの『しあわせな相続』を考えた場合、相続税調査を想定した上での相続財産の確認・検討・対策が必要不可欠と考えられます。すべては、みなさまの『しあわせな相続』のために!
<参考文献>
国税庁HP(報道発表資料より一部抜粋)
神戸/相続のプロ 税理士 眞鍋 剛