神戸,相続コラム  私道の相続登記も忘れずに

shiawase 2012年12月10日 月曜日

こんにちは。 神戸/しあわせ相続センター 司法書士村上明貴子です。

 

最近は簡単な登記ならご自分でされる方も増えてきています。

 

以前、「父が亡くなった時、相続登記を自分でやったんですよ!」と手書きの権利証(※今はコンピュータ化されて「登記識別情報」に統一されています)を持参された方がいらっしゃいました。

 

大変だったでしょうね、などとお話をしながら、その不動産の登記を確認すると・・・

 

確かに、自宅の敷地と建物は名義書き換えがされていますが、自宅前の私道部分は名義書き換えがされていません。

 

どうやら、役所から送られてきた固定資産税納付書に載っていた地番を見て登記申請をしたため、固定資産税のかかっていない(納付書に載っていない)私道部分の相続登記が漏れてしまったのが原因のようです。

 

住宅地内の私道は、近所の人と共有になっている場合もありますし、お一人の単有名義になっていることもありますが、いずれにせよ、私道だからといって、行政が勝手に名義書き替えをしてくれるわけではありません。

 

司法書士が登記申請をするときには見落とすことはまずありませんが、ご自分でされる場合はくれぐれもご注意くださいね。

 

 

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